2011年 11月 01日
夏目漱石 |
5月22日毎日新聞掲載分です。
好きな作家を1人あげなさいといわれたら、迷わず「夏目漱石」と答えます。
これまでいろいろと影響を与えてくれた作家です。
漱石はロンドンに留学し、
東洋と西洋の狭間で幾多の悩みを抱えて神経衰弱に陥り、
最終的には胃潰瘍からの出血でこの世を去りました。
その苦悩の中で「則天去私」の境地に達し、明治という激動の時代で、
日本という国を冷静に見つめていた文化人です。
今、私は西洋医学と東洋医学という狭間で、
いろんな思いを巡らすことが多々あります。
漱石ほどの苦悩はないものの、
中学時代から愛し続けてきた作家のその苦悩の一端を、自分なりに考えています。
漢方医学を目指し、東洋と西洋ということに思いを巡らせることと、
今、漱石の小説をもう一度読み直してみようと思う心境とは、
何か必然めいたものを感じるのです。
さらじっくりと漱石と向き合ってみようと思っています。
好きな作家を1人あげなさいといわれたら、迷わず「夏目漱石」と答えます。
これまでいろいろと影響を与えてくれた作家です。
漱石はロンドンに留学し、
東洋と西洋の狭間で幾多の悩みを抱えて神経衰弱に陥り、
最終的には胃潰瘍からの出血でこの世を去りました。
その苦悩の中で「則天去私」の境地に達し、明治という激動の時代で、
日本という国を冷静に見つめていた文化人です。
今、私は西洋医学と東洋医学という狭間で、
いろんな思いを巡らすことが多々あります。
漱石ほどの苦悩はないものの、
中学時代から愛し続けてきた作家のその苦悩の一端を、自分なりに考えています。
漢方医学を目指し、東洋と西洋ということに思いを巡らせることと、
今、漱石の小説をもう一度読み直してみようと思う心境とは、
何か必然めいたものを感じるのです。
さらじっくりと漱石と向き合ってみようと思っています。
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by tanikawaiin
| 2011-11-01 23:49
| 毎日新聞記事