2008年 08月 25日
悩む力 |
9月の院長からのひと言です。
最近ベストセラーになっているという本があり読んでみました。
姜尚中という東京大学教授が書いた「悩む力」とう本です。
著者は、悩むことを肯定し、
とことん悩み抜いて突き抜けろということを語っています。
本のなかで取り上げられているのは明治の文豪夏目漱石で、
現代が直面している問題と、
百年前に漱石が悩みぬいた問題とが非常に類似することを指摘します。
漱石はロンドン留学を通し、西洋と東洋という問題に悩み、
形ばかりの西欧化によって日本はいずれ滅びると書き残しています。
漱石自身は、神経衰弱の末、胃潰瘍の吐血を繰り返し50歳でこの世を去りました。
本のなかで漱石の見識深い言葉が引用されていました。
「開化の潮流が進めば進む程又職業の性質が分かれれば分かれる程、
我々は片輪な人間になって仕舞うという妙な現象が起こる。」
これは、医学においても似たようなことがいえるのではないでしょうか?
最近ベストセラーになっているという本があり読んでみました。
姜尚中という東京大学教授が書いた「悩む力」とう本です。
著者は、悩むことを肯定し、
とことん悩み抜いて突き抜けろということを語っています。
本のなかで取り上げられているのは明治の文豪夏目漱石で、
現代が直面している問題と、
百年前に漱石が悩みぬいた問題とが非常に類似することを指摘します。
漱石はロンドン留学を通し、西洋と東洋という問題に悩み、
形ばかりの西欧化によって日本はいずれ滅びると書き残しています。
漱石自身は、神経衰弱の末、胃潰瘍の吐血を繰り返し50歳でこの世を去りました。
本のなかで漱石の見識深い言葉が引用されていました。
「開化の潮流が進めば進む程又職業の性質が分かれれば分かれる程、
我々は片輪な人間になって仕舞うという妙な現象が起こる。」
これは、医学においても似たようなことがいえるのではないでしょうか?
by tanikawaiin
| 2008-08-25 22:48
| 院長からのひと言