2008年 08月 07日
伝統とは? |
先日北日本新聞に掲載されていたエッセイにふと目がとまりました。
「現代の名工」の称号を受け、数々の賞や褒章を授与された、
井波の彫刻家善本秀作先生のエッセイです。
善本先生とは、あるパーティで一度お会いしてお話したことがあり、
先生の無垢な人柄と、芸術に対する真摯な情熱に、
大変感銘を受けたことを覚えています。
先生は、「伝統とは技術である」と、そのエッセイに書かれていました。
伝統は「血」ではなく、「技術」であると!
「なるほどそうか!」と、ある種衝撃をもってその言葉が脳に飛び込んできました。
この言葉は、漢方の世界においてもそのままいえることだと思います。
漢方の伝統を引き継ぎ、それを後世に伝えていく立場にあるものとして、
伝統として残していかなければならないのは「技術」であると!
病に苦しむ患者さんを治すことができる技術(スキル)こそが、
我々が引き継ぎ、後輩たちに伝えるべき伝統なのだと、
その新聞記事を読み、深く胸に刻み付けられました。
「現代の名工」の称号を受け、数々の賞や褒章を授与された、
井波の彫刻家善本秀作先生のエッセイです。
善本先生とは、あるパーティで一度お会いしてお話したことがあり、
先生の無垢な人柄と、芸術に対する真摯な情熱に、
大変感銘を受けたことを覚えています。
先生は、「伝統とは技術である」と、そのエッセイに書かれていました。
伝統は「血」ではなく、「技術」であると!
「なるほどそうか!」と、ある種衝撃をもってその言葉が脳に飛び込んできました。
この言葉は、漢方の世界においてもそのままいえることだと思います。
漢方の伝統を引き継ぎ、それを後世に伝えていく立場にあるものとして、
伝統として残していかなければならないのは「技術」であると!
病に苦しむ患者さんを治すことができる技術(スキル)こそが、
我々が引き継ぎ、後輩たちに伝えるべき伝統なのだと、
その新聞記事を読み、深く胸に刻み付けられました。
by tanikawaiin
| 2008-08-07 23:42
| 雑記