2007年 04月 06日
桜 |
4月の院長からのひと言です。
初春の花見は古くから日本の風物詩のひとつです。
爛漫と咲いて一気に花吹雪と化す桜は、その潔さが日本人の心をとらえて離しません。
花といえば桜をさすほど、日本人が桜に寄せる思いは深いものがあります。
その桜に薬効があることは古くから知られていて、桜の樹皮の内皮を生薬として用います。
江戸時代の民間療法の書物に、
「一切の食毒に、桜の甘肌を乾かして末にして用う。」という記載があります。
食中毒、食傷、痢疾などに効果があるとされ、庶民の間にかなり普及していたようです。
現代の研究で、桜の樹皮の成分はサクラニンと命名され、
殺菌作用を持つことが知られています。先人の知恵は現代にも生きているのです。
また桜皮には鎮咳去痰作用があることも知られています。
樹皮の抽出エキスはブロチンと呼ばれ、鎮咳薬として現在でも使用されています。
その他、二日酔いに桜の花を塩漬けにしたものをお湯に振り出して飲んだりします。
花見酒で酔った後、花びらを浮かした湯を飲むのもおつなものです。
初春の花見は古くから日本の風物詩のひとつです。
爛漫と咲いて一気に花吹雪と化す桜は、その潔さが日本人の心をとらえて離しません。
花といえば桜をさすほど、日本人が桜に寄せる思いは深いものがあります。
その桜に薬効があることは古くから知られていて、桜の樹皮の内皮を生薬として用います。
江戸時代の民間療法の書物に、
「一切の食毒に、桜の甘肌を乾かして末にして用う。」という記載があります。
食中毒、食傷、痢疾などに効果があるとされ、庶民の間にかなり普及していたようです。
現代の研究で、桜の樹皮の成分はサクラニンと命名され、
殺菌作用を持つことが知られています。先人の知恵は現代にも生きているのです。
また桜皮には鎮咳去痰作用があることも知られています。
樹皮の抽出エキスはブロチンと呼ばれ、鎮咳薬として現在でも使用されています。
その他、二日酔いに桜の花を塩漬けにしたものをお湯に振り出して飲んだりします。
花見酒で酔った後、花びらを浮かした湯を飲むのもおつなものです。
by tanikawaiin
| 2007-04-06 23:21
| 院長からのひと言