2012年 06月 05日
富山ブランド |
毎日新聞4月掲載分です。
いろいろな場所へ漢方のセミナーをしに行くと、
「富山といえば薬ですね!」とか、
「富山は漢方のメッカですね!」などと言われます。
「薬の富山」というのは、ある意味ブランドになっているのに気づかされます。
最近、テレビなどで盛んに漢方が取り上げられ、漢方がブームになっています。
「漢方はどこへ行けば処方してもらえるのですか?」
「こんな病気にも漢方が効くのですか?」
などという言葉があちこちから聞かれます。
メディアに漢方が取り上げられることによって、
このような状況が少しでも払拭されることは良いことなのですが、
その一方でやっと漢方にたどり着いた人に、
漢方薬の正しい診療を提供できるだけの環境が未だ整っていないのも現状です。
国立大学医学部に和漢診療の正式な講座を持っているのは富山大学が唯一であり、
漢方のメッカである富山から漢方の情報発信ができるようになれればと思っています。
医療面においても、都市部と地方の格差があるのは事実です。
漢方の老舗である富山が、
都市部と肩をならべて同じことをしてもかなうはずもありません。
「漢方の富山」というブランド力を発揮するために何をしたらいいのか、
模索していこうと思う今日この頃です。
いろいろな場所へ漢方のセミナーをしに行くと、
「富山といえば薬ですね!」とか、
「富山は漢方のメッカですね!」などと言われます。
「薬の富山」というのは、ある意味ブランドになっているのに気づかされます。
最近、テレビなどで盛んに漢方が取り上げられ、漢方がブームになっています。
「漢方はどこへ行けば処方してもらえるのですか?」
「こんな病気にも漢方が効くのですか?」
などという言葉があちこちから聞かれます。
メディアに漢方が取り上げられることによって、
このような状況が少しでも払拭されることは良いことなのですが、
その一方でやっと漢方にたどり着いた人に、
漢方薬の正しい診療を提供できるだけの環境が未だ整っていないのも現状です。
国立大学医学部に和漢診療の正式な講座を持っているのは富山大学が唯一であり、
漢方のメッカである富山から漢方の情報発信ができるようになれればと思っています。
医療面においても、都市部と地方の格差があるのは事実です。
漢方の老舗である富山が、
都市部と肩をならべて同じことをしてもかなうはずもありません。
「漢方の富山」というブランド力を発揮するために何をしたらいいのか、
模索していこうと思う今日この頃です。
by tanikawaiin
| 2012-06-05 23:55
| 毎日新聞記事