2011年 11月 03日
映画と現代医療② |
8月7日毎日新聞掲載分です。
現代の映画はCGや3Dを駆使し我々を未体験ゾーンへ誘ってくれるが、
そこには想像力のかけらもない。
スピルバーグやルーカス自身、大の映画ファンであり、
ヒッチコックや黒沢明などの影響を多大に受け、作品にもそれが投影されている。
彼らは過去の映画作品をたくさん勉強することにより、
自分たちのスタイルを築いたのである。
現代医学でも映画製作と同様の現象が起こっているのではないかと思う。
医療技術の進歩はめまぐるしいものがあり、
それによって医学が急速に進歩したことは事実である。
しかし技術ばかりに頼り過ぎるばかりに、医療の本質を見失ってはいないだろうか。
人は心を持った生き物であり、器質的疾患のみに偏った医療では、
患者さんの満足感は決して得られないと考える。
ポップコーンを片手に、古の映画に浸りながら、現代医療の行く末を模索しよ
うと思う。
現代の映画はCGや3Dを駆使し我々を未体験ゾーンへ誘ってくれるが、
そこには想像力のかけらもない。
スピルバーグやルーカス自身、大の映画ファンであり、
ヒッチコックや黒沢明などの影響を多大に受け、作品にもそれが投影されている。
彼らは過去の映画作品をたくさん勉強することにより、
自分たちのスタイルを築いたのである。
現代医学でも映画製作と同様の現象が起こっているのではないかと思う。
医療技術の進歩はめまぐるしいものがあり、
それによって医学が急速に進歩したことは事実である。
しかし技術ばかりに頼り過ぎるばかりに、医療の本質を見失ってはいないだろうか。
人は心を持った生き物であり、器質的疾患のみに偏った医療では、
患者さんの満足感は決して得られないと考える。
ポップコーンを片手に、古の映画に浸りながら、現代医療の行く末を模索しよ
うと思う。
by tanikawaiin
| 2011-11-03 21:28
| 毎日新聞記事