2011年 11月 02日
伝統とは? |
6月26日毎日新聞掲載分です。
ある新聞に掲載されていたエッセーにふと目がとまりました。
「現代の名工」の称号を受け、数々の賞や褒章を受章された、
富山県南砺市の彫刻家、善本秀作先生のエッセーです。
先生とは以前、お話したことがあり、無垢な人柄と、芸術に対する真摯な情熱に、
感銘を受けたことを覚えています。
先生は「伝統とは技術である」と書かれていました。
伝統は「血」ではなく「技術」であると!
「なるほどそうか!」と、ある種衝撃をもってその言葉が脳に飛び込んできました。
この言葉は、漢方の世界においてもそのまま言えることだと思います。
漢方の伝統を引き継ぎ、それを後世に伝えていく立場にあるものとして、
伝統として残していかなければならないのは「技術」であると!
病に苦しむ患者さんを治すことができる技術(スキル)こそが、
我々が引き継ぎ、後輩たちに伝えるべき伝統なのだと、深く胸に刻み付けられました。
ある新聞に掲載されていたエッセーにふと目がとまりました。
「現代の名工」の称号を受け、数々の賞や褒章を受章された、
富山県南砺市の彫刻家、善本秀作先生のエッセーです。
先生とは以前、お話したことがあり、無垢な人柄と、芸術に対する真摯な情熱に、
感銘を受けたことを覚えています。
先生は「伝統とは技術である」と書かれていました。
伝統は「血」ではなく「技術」であると!
「なるほどそうか!」と、ある種衝撃をもってその言葉が脳に飛び込んできました。
この言葉は、漢方の世界においてもそのまま言えることだと思います。
漢方の伝統を引き継ぎ、それを後世に伝えていく立場にあるものとして、
伝統として残していかなければならないのは「技術」であると!
病に苦しむ患者さんを治すことができる技術(スキル)こそが、
我々が引き継ぎ、後輩たちに伝えるべき伝統なのだと、深く胸に刻み付けられました。
by tanikawaiin
| 2011-11-02 14:36
| 毎日新聞記事