2011年 11月 01日
五月病と漢方 |
5月15日毎日新聞掲載分です。
新入生や新社会人が、入学や入社から1カ月ほどたった五月ごろになると、
元気がなくなり、ふさぎこんだりして、学校に行けなくなったり、
仕事が続ける気力がなくなったりすることを「五月病」と呼んでいます。
漢方医学では、このような状態を気の異常として考え治療します。
体がだるい、気力がない、疲れやすいなどの症状は「気虚」の病態と診断します。
生命を維持するためのエネルギーである「気」の量が不足してしまった状態です。
「気」を増やす作用のある薬用人参を含む漢方薬で治療します。
補中益気湯や十全大補湯などがその代表薬です。
抑うつ気分、喉(のど)のつかえ感、
胸のつまり感などの症状は「気鬱(きうつ)」の病態と診断します。
気がうまく巡らない状態では、
香蘇散や半夏厚朴湯などの漢方薬を使って治療します。
憂うつな五月病を漢方で乗り切りましょう。
新入生や新社会人が、入学や入社から1カ月ほどたった五月ごろになると、
元気がなくなり、ふさぎこんだりして、学校に行けなくなったり、
仕事が続ける気力がなくなったりすることを「五月病」と呼んでいます。
漢方医学では、このような状態を気の異常として考え治療します。
体がだるい、気力がない、疲れやすいなどの症状は「気虚」の病態と診断します。
生命を維持するためのエネルギーである「気」の量が不足してしまった状態です。
「気」を増やす作用のある薬用人参を含む漢方薬で治療します。
補中益気湯や十全大補湯などがその代表薬です。
抑うつ気分、喉(のど)のつかえ感、
胸のつまり感などの症状は「気鬱(きうつ)」の病態と診断します。
気がうまく巡らない状態では、
香蘇散や半夏厚朴湯などの漢方薬を使って治療します。
憂うつな五月病を漢方で乗り切りましょう。
by tanikawaiin
| 2011-11-01 23:46
| 毎日新聞記事