2011年 01月 24日
ベートーベンの第九 |
遅くなりました。毎日新聞12月19日掲載分です。
年末の風物詩の一つに、ベートーベンの第九交響曲の演奏会があります。
1年を締めくくるかのように、全国各所で第九の「歓喜の歌」が流れます。
ベートーベンは30代に差し掛かるころ難聴に苦しめられます。
音楽家にとって聴力を失うことは致命的なものであり、
命を絶つことも考え遺書をしたためます。
世にいう「ハイリゲンシュタットの遺書」です。
しかし、遺書を書いた後も精力的に作曲活動をし、
第三交響曲「英雄」、第五交響曲「運命」などの名曲を次々と作曲します。
遺書を書くことによって、何か吹っ切れたものがあったのでしょう。
また彼は癇癪持ちとしても有名であったようです。
彼の作品には激情的な曲が多く、そのような性格の一端を想像させます。
もし彼に漢方治療をするとしたら、肝の昂ぶりを抑える「抑肝散」を処方します。
漢方薬を飲んでいたら、もっと穏やかな曲をいっぱい書いていたかもしれません。
年末の風物詩の一つに、ベートーベンの第九交響曲の演奏会があります。
1年を締めくくるかのように、全国各所で第九の「歓喜の歌」が流れます。
ベートーベンは30代に差し掛かるころ難聴に苦しめられます。
音楽家にとって聴力を失うことは致命的なものであり、
命を絶つことも考え遺書をしたためます。
世にいう「ハイリゲンシュタットの遺書」です。
しかし、遺書を書いた後も精力的に作曲活動をし、
第三交響曲「英雄」、第五交響曲「運命」などの名曲を次々と作曲します。
遺書を書くことによって、何か吹っ切れたものがあったのでしょう。
また彼は癇癪持ちとしても有名であったようです。
彼の作品には激情的な曲が多く、そのような性格の一端を想像させます。
もし彼に漢方治療をするとしたら、肝の昂ぶりを抑える「抑肝散」を処方します。
漢方薬を飲んでいたら、もっと穏やかな曲をいっぱい書いていたかもしれません。
by tanikawaiin
| 2011-01-24 22:31
| 漢方よもやま話