2010年 10月 03日
漢方煎薬の煎じ方 |
毎日新聞10月3日掲載分です。
漢方薬には調剤された生薬を煎じて飲む煎じ薬と、
それがエキス化されたエキス製剤とあります。
今回は、煎じ薬の煎じ方について紹介します。
1回1日分(1袋)を煎じます。
1袋を土びんかアルミのやかんに入れ、
約600ミリリットル(コップ約3杯)の水を注ぎ、
ふたを開けたままとろ火で30~40分煎じ、約半量になるまで煮つめます。
できた煎液を、熱いうちに茶こしかガーゼでこしたものが1日分。
生薬にはタンニンを含むものが多く、鉄器は化学変化して沈殿を起こすなど、
薬に影響が出るので使いません。
煎じる際に重要なことは、時間であり、
必ずしも半分になるまで煮つめる必要はありません。
劇薬で、加熱によって、
その毒性を落とす烏頭・附子を含む漢方薬を煎じる場合は、
約800ミリリットル(コップ約4杯)の水で50~60分煎じます。
特に烏頭は注意が必要で、加熱時間が少ないと中毒の原因になります。
漢方薬には調剤された生薬を煎じて飲む煎じ薬と、
それがエキス化されたエキス製剤とあります。
今回は、煎じ薬の煎じ方について紹介します。
1回1日分(1袋)を煎じます。
1袋を土びんかアルミのやかんに入れ、
約600ミリリットル(コップ約3杯)の水を注ぎ、
ふたを開けたままとろ火で30~40分煎じ、約半量になるまで煮つめます。
できた煎液を、熱いうちに茶こしかガーゼでこしたものが1日分。
生薬にはタンニンを含むものが多く、鉄器は化学変化して沈殿を起こすなど、
薬に影響が出るので使いません。
煎じる際に重要なことは、時間であり、
必ずしも半分になるまで煮つめる必要はありません。
劇薬で、加熱によって、
その毒性を落とす烏頭・附子を含む漢方薬を煎じる場合は、
約800ミリリットル(コップ約4杯)の水で50~60分煎じます。
特に烏頭は注意が必要で、加熱時間が少ないと中毒の原因になります。
by tanikawaiin
| 2010-10-03 23:22
| 漢方よもやま話