2010年 09月 28日
和田啓十郎著『医界之鉄椎』 |
10月の院長からのひと言です。
明治維新以降、国の医学が西洋医学に転換され、
漢方医学は消滅の危機にありました。
その復興運動に尽力したのが和田啓十郎です。
『医界之鉄椎』は、その和田啓十郎が信念と命をかけ、
今から100年前(1910年)に私財を投げ打って出版した名著です。
漢方廃止の動きが進み西洋医学一辺倒の時代のなか、
東西両医学の比較を行い、漢方医学の優秀性を訴えました。
和田啓十郎自身も、当時の医学界からいわれのない迫害を受けていました。
しかし、この書物に触発された若き医師たちが漢方復興運動を継承し、
現代の漢方医学に襷がつながれています。
鉄椎とは、秦の始皇帝が天下統一をし、誰も逆らえない状況のなか、
始皇帝の馬車めがけて鉄椎を投げたという、「正義の鉄椎」のことです。
我々が現在めぐまれた環境のなかで漢方医学を実践できるのも、
このような先人たちの血を吐くような努力のお陰なのです。
明治維新以降、国の医学が西洋医学に転換され、
漢方医学は消滅の危機にありました。
その復興運動に尽力したのが和田啓十郎です。
『医界之鉄椎』は、その和田啓十郎が信念と命をかけ、
今から100年前(1910年)に私財を投げ打って出版した名著です。
漢方廃止の動きが進み西洋医学一辺倒の時代のなか、
東西両医学の比較を行い、漢方医学の優秀性を訴えました。
和田啓十郎自身も、当時の医学界からいわれのない迫害を受けていました。
しかし、この書物に触発された若き医師たちが漢方復興運動を継承し、
現代の漢方医学に襷がつながれています。
鉄椎とは、秦の始皇帝が天下統一をし、誰も逆らえない状況のなか、
始皇帝の馬車めがけて鉄椎を投げたという、「正義の鉄椎」のことです。
我々が現在めぐまれた環境のなかで漢方医学を実践できるのも、
このような先人たちの血を吐くような努力のお陰なのです。
by tanikawaiin
| 2010-09-28 23:05
| 院長からのひと言