2011年 08月 23日
自然治癒力 |
8月の院長からのひと言です。
人の体には自然治癒力が備わっていて、
病邪に侵された体を治癒に導くことができます。
風邪をひいた時に発熱するのは、
ウイルスの増殖を最小限にくい止めようという生体の防御反応です。
ウイルスは熱に弱いので、ウイルスが体に侵入すると、
熱を発することでウイルスを死滅させることができるのです。
ですから、感染に伴う発熱に対し、
解熱剤を用いることは決して好ましいことではありません。
同様に、吐いたり、下痢したりという症状も、
口から侵入したウイルスを、早く体外に追い出そうという生体の反応であり、
むやみに制吐剤や止痢剤を服用することは良いことではありません。
嘔吐や下痢を止めることで、ウイルスを長く生体内に留まらせることになり、
結果治癒を遅らせてしまうのです。
一方漢方薬は、発熱に対しては体を温めることで、
また嘔吐・下痢に対しては腸内の生体防御反応を高めることで、
治癒過程を早めてくれます。
つまり、自然治癒力を最大限に引き出すことこそが、
漢方治療の特徴のひとつです。
夏は、食品も傷みやすくおなかが緩みがちな季節です。
脱水症に注意しながらではありますが、ご自身の自然治癒力を信じ、
適切な対処ができたらと思います。
人の体には自然治癒力が備わっていて、
病邪に侵された体を治癒に導くことができます。
風邪をひいた時に発熱するのは、
ウイルスの増殖を最小限にくい止めようという生体の防御反応です。
ウイルスは熱に弱いので、ウイルスが体に侵入すると、
熱を発することでウイルスを死滅させることができるのです。
ですから、感染に伴う発熱に対し、
解熱剤を用いることは決して好ましいことではありません。
同様に、吐いたり、下痢したりという症状も、
口から侵入したウイルスを、早く体外に追い出そうという生体の反応であり、
むやみに制吐剤や止痢剤を服用することは良いことではありません。
嘔吐や下痢を止めることで、ウイルスを長く生体内に留まらせることになり、
結果治癒を遅らせてしまうのです。
一方漢方薬は、発熱に対しては体を温めることで、
また嘔吐・下痢に対しては腸内の生体防御反応を高めることで、
治癒過程を早めてくれます。
つまり、自然治癒力を最大限に引き出すことこそが、
漢方治療の特徴のひとつです。
夏は、食品も傷みやすくおなかが緩みがちな季節です。
脱水症に注意しながらではありますが、ご自身の自然治癒力を信じ、
適切な対処ができたらと思います。
by tanikawaiin
| 2011-08-23 22:20
| 院長からのひと言