2010年 12月 21日
スペイン風邪と漢方 |
毎日新聞12月5日掲載分です。
昨冬は新型インフルエンザが世界的な広がりをみせました。
抗インフルエンザ薬は効果があるといわれていますが、
ワクチン不足やタミフル耐性の問題など、多くの課題があったことも事実です。
特にタミフルは副作用のため、若い世代への使用は注意が必要とされ、
昨今はインフルエンザの治療として、漢方薬が注目されています。
1918(大正7)年に世界的な猛威をふるったスペイン風邪(H1N1亜型)は、
日本でも流行し多くの死者が出ました。
西洋薬での対処方法がない中、当時の漢方家である森道伯は、
多くのスペイン風邪の患者さんの命を救ったという文献が残っています。
インフルエンザに限らず、
漢方の治療は病原ウイルスの違いで治療法が変わるのではなく、
ウイルスに感染した時の患者さんの反応によって治療法が変わります。
ですから、
新型インフルエンザに対しても漢方薬は十分な効果が得られるものと考えています。
昨冬は新型インフルエンザが世界的な広がりをみせました。
抗インフルエンザ薬は効果があるといわれていますが、
ワクチン不足やタミフル耐性の問題など、多くの課題があったことも事実です。
特にタミフルは副作用のため、若い世代への使用は注意が必要とされ、
昨今はインフルエンザの治療として、漢方薬が注目されています。
1918(大正7)年に世界的な猛威をふるったスペイン風邪(H1N1亜型)は、
日本でも流行し多くの死者が出ました。
西洋薬での対処方法がない中、当時の漢方家である森道伯は、
多くのスペイン風邪の患者さんの命を救ったという文献が残っています。
インフルエンザに限らず、
漢方の治療は病原ウイルスの違いで治療法が変わるのではなく、
ウイルスに感染した時の患者さんの反応によって治療法が変わります。
ですから、
新型インフルエンザに対しても漢方薬は十分な効果が得られるものと考えています。
by tanikawaiin
| 2010-12-21 16:40
| 漢方よもやま話